年表「ヨコハマ映画祭」
1980年より、今日までの、ヨコハマ映画祭のあゆみをまとめました。

※表中の丸数字は、その年のベストテンでの順位を表しています。


主な上映作品と受賞者 トピックス
1980 2月3日 第1回ヨコハマ映画祭
鶴見・京浜映画劇場にて開催。

(実行委員長 鈴村たけし 審査委員長 金子正且)
【上映作品】
【作品賞】「太陽を盗んだ男」(長谷川和彦監督) 【主演男優賞】緒方 拳(「復讐するは我にあり」) 【主演女優賞】水原ゆう紀(「天使のはらわた・赤い教室」)
映画好きのサラリーマン3人が集まって、始めた手作りの映画祭、記念すべき第1回。

※NHKニュースでの報道を見た親族から連絡があったと、特別功労賞の山本晋也監督感激! 
1981 2月7日 前夜祭 「われらがヒロイン、われらの映画」
【上映作品】
「桃尻娘」「帰らざる日々」「サード」「紅の流れ星」「マル秘色情めす市場」 
【ゲスト】竹田かおり 荻野目慶子ほか
2月8日 第2回ヨコハマ映画祭(京浜映画劇場)
【上映作品】
@「ツィゴイネルワイゼン」A「翔んだカップル」
B「狂い咲きサンダーロード」C「野獣死すべし」

【主演女優賞】薬師丸ひろ子(「翔んだカップル」) 【新人監督賞】 相米慎二(「翔んだカップル」) 【特別大賞】 松田優作
※薬師丸ひろ子人気で京浜映画劇場の2階席まで、ひと、ひと、ひと。床が抜けやしないかと、心配する。

この年より司会・襟川恵子(クロ)。 横浜国大生だった阪本順治、実行委員会に名を連ねる
1982 2月7日 第3回ヨコハマ映画祭(横浜市民ホール)
【上映作品】
A「狂った果実」 I「風たちの午後」
大島渚監督特別講演

【作品賞】「の・ようなもの」(森田芳光監督)
【監督賞】根岸吉太郎 【特別大賞】加藤 泰
 
※いまや伝説の高倉健さん、登場! 「ハマの空気が吸いたくて・・・」も、名セリフ。
この年から、会場を公共のホールで、渡り歩く
1983 2月4日 第4回ヨコハマ映画祭(横浜市民ホール)
【上映作品】
@「転校生」 招待作品「いつかみたドラキュラ」(8ミリ)B「TATOO・刺青あり」 

【主演女優賞】いしだあゆみ 【助演女優賞】夏目雅子 【新人賞】小林聡美 【特別大賞】松坂慶子ほか 

※大林宣彦監督の作品賞受賞スピーチ「映画ファンの皆さんに、『おめでとうございます』を述べさせていただきます」に客席から、大拍手。実行委員会一同感激! この年より、オリジナルトロフィー(関 玄制作) 

ホール建て替えのため次年度の開催ピンチに 
1984 月29日  第5回ヨコハマ映画祭
(神奈川県立青少年センターホール)
【上映作品】
@「家族ゲーム」A「時をかける少女」招待作品「ボクのおやじとぼく」
監督賞・脚本賞 森田芳光 新人監督賞 崔洋一 主演男優賞 松田優作 主演女優賞 永島瑛子 最優秀新人賞 原田知世 ほか 
 
※特別大賞に輝いた前田陽一監督、地元ファンからの花束とキスの雨にテレまくる。横浜国大の岩井俊二が観客のひとりだったとか…。
1985 2月3日 第6回ヨコハマ映画祭(神奈川県立音楽堂)
【上映作品】
 @「麻雀放浪記」C 「人魚伝説」I 「すかんぴんウォーク」 特別大賞 吉永小百合 ほか
※この年の話題をさらったふたりの新人監督、和田誠 (「麻雀放浪記」)伊丹十三(「お葬式」) 揃い踏み。
会場捜しに苦労 4回目の移動となる
1986 2月8日 前夜祭   (横浜にっかつ劇場)
「神代辰巳 VS New Wave ナイト どちらが過激?」
【上映作品】「ラブホテル」「四畳半半襖の裏張りしのび肌」「みんなあげちゃう」「恋人たちは濡れた」「夢犯」「赤い髪の女」
2月9日 第7回ヨコハマ映画祭(横浜にっかつ劇場)
【上映作品】
@「ラブホテル」A「台風クラブ」D「早春物語」 招待作品「コミック雑誌なんかいらない!」
監督賞 相米慎二 脚本賞 石井 隆 主演男優賞 寺田農 主演女優賞 原田知世 助演男優賞 三浦友和 特別大賞 倍賞美津子 ほか
※相米慎二監督の2作品がデッドヒートの末、「ラブホテル」がわずか1点差でグランプリ。
内田裕也さんの突然の来場に、客席騒然。
井上温明劇場支配人からの特別賞は、新人賞の速水典子 大西結花 上原由恵の手に!
5回目の会場移動は念願の映画館
2月10日 スペシャルナイト (横浜にっかつ劇場)
「渡 哲也ナイト 今、蘇れ! 不死鳥の哲学」
【上映作品】「紅の流れ星」「東京流れ者」「斬り込み」「無頼黒七首」「関東破門状」
1987 1月31日 前夜祭(関内ホール小ホール)
【上映作品】
「血流ロック」「夢みるように眠りたい」
2月1日 第8回ヨコハマ映画祭
(横浜市民文化会館 関内ホール)
【上映作品】
@「ウホッホ探検隊」B「彼のオートバイ彼女の島」F「沙耶のいる透視団」I「そろばんずく」
主演女優賞 安田成美 助演男優賞 小林薫 新人賞 仲村トオル 今井美樹 ほか
※6回目の移動、以降は関内ホールに定着することに…。
(代表 鈴村たけし 実行委員長 林眞木夫)
1988 2月6日 前夜祭
「日本一のオモシロ映画」
【上映作品】
「丹下左膳・百万両の壷」「鴛鴦歌合戦」
2月7日 第9回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
@「ゆきゆきて神軍」D「ちょうちん」I「ゴンドラ」招待作品「日本殉情伝おかしなふたり」
主演男優賞 時任三郎 主演女優賞 富田靖子 助演女優賞 石田えり 特別大賞 森田健作 ほか
※「ゆきゆきて神軍」上映後の拍手鳴り止まず、最高のフィナーレとなる。
1989 2月11日 前夜祭
「この映画を見よ!」
【上映作品】
「真夜中の河」
2月12日 第10回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
「ロックよ、静かに流れよ」A「となりのトトロ」E「快盗ルビィ」 招待作品「危ない話一夢幻物語」
監督賞 長崎俊一 金子修介 主演男優賞 真田広之 主演女優賞 小泉今日子 新人賞 男闘呼組
※キョンキョンの可憐さ、真田の爽やかな笑顔、鶴太郎の自信、どの受賞者もそのコメントも、10周年を飾るにふさわしい記念の授賞式となる。男闘呼組の登場に会場全体どよめく
1990 2月10日 前夜祭
「日本一のオモシロ映画 パートU」
【上映作品】
「血煙高田の馬場」 「天狗飛脚」
2月11日 第11回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「マリアの胃袋」B「Aサインデイズ」A「その男、凶暴につき」@「どついたるねん」
監督賞 北野武 新人監督賞 阪本順治 主演男優賞 石橋 凌 主演女優賞 中川安奈
※元実行委員阪本順治、堂々作品賞、新人監督賞での凱旋!北野武監督、早々の会場入りもマイク・タイソンの世界戦に釘付け、授賞式前から大はしゃぎ。
1991 2月9日 前夜祭
【上映作品】
「老人の海」
2月10日 第12回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「あーす」B「バタアシ金魚」Aわれに撃つ用意あり」@「櫻の園」
新人監督賞 松岡錠司 主演男優賞 古尾谷雅人 主演女優賞 斉藤由貴 助演女優賞 中嶋朋子 最優秀新人賞 牧瀬里穂
※中嶋朋子と牧瀬理穂の「つぐみ」姉妹、再会を喜び合う。「櫻の園」の女子生徒たち全員集合の図は圧巻! なぜかあの尾崎豊が何度も受付を訪ねてくるのにビックリ!!
1992 3月7日 前夜祭
【上映作品】
「スロッピイ・ジョウ&ハートブレイク・カンパニー」
3月8日 第13回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「ナンミン・ロード」A「無能の人」B「王手」@「あの夏、いちばん静かな海。」
監督賞 北野 武 新人監督賞 竹中直人 音楽賞 久石譲 主演男優賞 赤井秀和 主演女優賞 風吹ジュン 
※うれしい主演男優賞赤井秀和、タキシード姿での登場に皆んな唖然、騒然!
竹中直人の“若大将”ギャグで大いに盛り上がる
(代表 鈴村たけし 実行委員長 北見秋満)
1993 2月7日 第14回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
C「死んでもいい」@「シコふんじゃった」A「いつかギラキラする日」 招待作品「お引越し」
主演男優賞 本木雅弘 主演女優賞 南野陽子 助演男優賞 室田日出男 特別大賞 深作欣二
※新人監督賞 富岡忠文監督(「湾岸バッド・ボーイ・ブルー」)への花束贈呈で超美少女登場!は瀬戸朝香!!
室田日出男の涙!、深作欣二の雄叫び!炸裂、会場全体を揺るがすよう…。
 ★ 第5回「ヨコハマ遊大賞」を受賞 ※過去には“シュウマイ弁当”も受賞している…。
1994 2月13日 第15回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
短編「月はどっちに出ている」@「月はどっちに出ている」E「ゲンセンカン主人」 招待作品「トカレフ」
監督賞 崔洋一 主演男優賞 真田広之 主演女優賞 鷲尾いさ子 助演男優賞 萩原聖人 
※前日降った大雪にもメゲず大入満員の盛況! 朝一番でベルリン映画祭出発前の崔洋一監督一人だけの授賞式。「♪かってくるぞと勇ましく…」
鷲尾いさ子の赤いドレス姿のあでやかさに場内ウットリ!
 ★ 阪本順治特集号「銀幕没我」発刊 ※「トカレフ」撮影台本採録、150問150答Q&A、わき見人物録、アンケート など
1995 1月22日 第16回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
A「居酒屋ゆうれい」招待作品「無頼平野」@「トカレフ」 招待作品「BOXER JOE」
監督賞 阪本順治 主演男優賞 奥田瑛二 主演女優賞 高岡早紀 助演男優賞 佐藤浩市 助演女優賞 室井滋 
※「どうやって伺えばよろしいでしょう?」特別大賞の森崎東監督、道案内に山根貞男さんをたて登場。奥田瑛二、ヨコハマ絶賛の受賞の言葉は実行委員会を奮い立たせる
1996 2月4日 第17回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「男たちのかいた絵」A「ガメラ・大怪獣空中決戦」@「Love Letter」
監督賞 岩井俊二 金子修介 主演男優賞 豊川悦司 主演女優賞 中山美穂 助演女優賞 中山 忍
※大手映画賞に軒並みノミネートされながらすべて欠席の岩井俊二監督、ヨコハマだけはと駆けつける。「SCORE」軍団8名プラス着ぐるみ「ガメラ」も参加した記念撮影は迫力満点!ステージ場内とも超満員
1997 2月2日 第18回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「殺し屋&嘘つき娘」AShall weダンス?」@「キッズ・リターン」
監督賞 周防正行 脚本賞 森田芳光 新人監督賞 サブ 主演男優賞 役所広司 浅野忠信 主演女優賞 深津絵里
※北野武監督完全復活を告げる「キッズ・リターン」で舌口調!「こんなに公正でありがたい映画賞はない」が翌日の新聞を飾る。2組のカップル(周防正行&草刈民代、浅野忠信&Chara)受賞も話題に
1998 2月8日 第19回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「中国の鳥人」A「バウンスko GALS」@「鬼火」
監督賞 望月六郎 新人監督賞 三谷幸喜 主演男優賞 原田芳雄 主演女優賞 鈴木京香 
※ふたりの助演男優賞が注目のまと!西村雅彦、三谷幸喜監督からの「年賀状もらってないんだけど…」の突っ込みにタジタジ。尾藤イサオ熱唱の「しんぼう峠」にやんやの声援。原田芳雄の主演男優賞に観客総立ちの拍手をおくる
 
第47回横浜文化賞奨励賞を受賞
※横浜ベイスターズの日本一、横浜高校甲子園での春夏連覇、神奈川大学箱根駅伝総合優勝、関東学院大学ラグビー選手権優勝…、まさにヨコハマの年
1999 2月7日 第20回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「大阪物語」 招待作品「皆月」A「がんばっていきまっしょい」@「CURE キュア」
主演男優賞 中井貴一 真木蔵人 主演女優賞 原田美枝子 助演男優賞 大杉 漣 最優秀新人賞 田中麗奈 
ベストテン中の6作品に出演という驚異の助演男優賞大杉漣の「ヨコハマの賞はいいよって、仲間の誰もが口をそろえておめでとうをいってくれる…」に泣ける。恩人、故・前田陽一監督に心をこめてお別れの言葉(森崎東の弔詩)を捧げる。
 ★フランス映画祭・横浜  〈特別企画〉
  「日本映画のちから」 ランドマークホール
【上映作品】「CURE キュア」(仏語字幕付)
シンポジウム 出席:黒沢清、ブリュノ・デュモン、広田玲於奈、土川勉 司会:山根貞男
ヨコハマとカンヌのグランプリ監督が真摯に自国の映画状況について語り合った2時間!!
 ★横浜市・リヨン市姉妹都市提携40周年
フランス・リヨンでの日本映画祭に参画
上映作品「カリスマ」「CURE キュア」
      「わが人生最悪の時」
       リュミエール研究所
黒沢清、林海象 両監督とともに映画発祥の地(リヨン、リュミエール研究所)にて日本映画を紹介するという楽しくも重大なミッション!!
2000 2月6日 第21回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
F「黒い家」H「avec mom mari アベック・モン・マリ」@「39【刑法第三十九条】」
監督賞 森田芳光 主演女優賞 大竹しのぶ 最優秀新人賞 池脇千鶴 特別大賞 冨司純子
「の・ようなもの」にはじまり森田芳光のヨコハマ受賞暦は作品賞4冠、個人賞6冠!!大竹しのぶ「これからの10年、またヨコハマに呼んでもらえるようにガンバリます」に身が引き締まる思い
 
第22回サントリー地域文化賞を受賞
横浜から同道は神奈川新聞服部宏文化部長、金子正且審査委員長、桂千穂、北川れい子の各氏。翌日はランドマークホールでのイベントという強行軍
 ★フランス映画祭・横浜  〈特別企画〉
  「日本映画零年〜塩田明彦の誕生」
                ランドマークホール
【上映作品】
「どこまでもいこう」(仏語字幕付)
シンポジウム 出席:塩田明彦、松田広子、ジャン=ジャック・ベネックス 司会:常石史子
ベネックスに一歩も引けをとらない堂々たる塩田監督の発言に、世界に旅立つ才能の出現を確信!
ヨコハマから世界へ翔べ
2001 2月4日 第22回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「あしたはきっと・・・・」招待作品「ターン」@「顔」
主演男優賞 浅野忠信 主演女優賞 藤山直美 助演男優賞 香川照之 村上 淳 助演女優賞 西田尚美
審査員特別賞を受けた「顔」の椎井友紀子プロデューサーに、
大勢の御祝いゲスト、花束の山、山…。ビックリ!大楠道代さんの登場まで。
2002 2月3日 第23回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「あの日、忘れた、思い出。」I「ココニイルコト」A「ウォーターボーイズ」@「GO」
脚本賞 宮藤官九郎 主演男優賞 窪塚洋介 主演女優賞 天海祐希 助演男優賞 山崎 努 助演女優賞 柴崎コウ
「GO」ヨコハマ映画祭史上初の7冠達成!天海祐希の美しさに実行委員会も司会者も見惚れた!? 山崎努の男の色気に最前列のギャルたちからも「かっこいい」の歓声が上がる
2003 2月2日 第24回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
招待作品「能楽師」F「笑う蛙」D「とらばいゆ」@「ハッシュ!」
監督賞 平山秀幸 橋口亮輔 主演男優賞 長塚京三 田辺誠一 主演女優賞 瀬戸朝香 助演女優賞 大塚寧々
平山秀幸監督、念願のヨコハマで監督賞受賞!
監督業が本業の塚本晋也、助演男優賞にテレまくりながらも、「次は監督としてうかがいたいです」と決意表明。
2004 2月1日
第25回記念ヨコハマ映画祭
【上映作品】
G「さよなら、クロ」I「蛇イチゴ」@「ヴァイブレータ」
監督賞 廣木隆一 主演男優賞 妻夫木聡 主演女優賞 寺島しのぶ 助演男優賞 大森南朋助演男優賞 余貴美子
25周年記念祭にあたり、歴代ベスト映画に「ラブホテル」を選出。
地元横浜出身の妻夫木聡、余貴美子の登場に熱い歓声。新人賞受賞の石原さとみ、長澤まさみなどの次代を担う逸材にも大声援が。
2005 2月6日
第26回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
C「スウィングガールズ」F「油断大敵」@「下妻物語」
監督賞 中島哲也 主演男優賞 役所広司 主演女優賞 深田恭子 助演男優賞 柄本明 助演女優賞 樹木希林

快作「下妻物語」が5冠受賞! 中島哲也監督、深田恭子らが勢揃い。
「油断大敵」の名コンビ、役所広司・柄本明も受賞。横浜映画の決定版「ワンモアタイム」が審査員特別賞で、カップスのメンバーに大コーフン。
2006 2月5日
第27回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
C「運命じゃない人」A「いつか読書する日」
@「パッチギ!」
監督賞 井筒和幸 主演男優賞 オダギリ ジョー 主演女優賞 田中裕子 助演男優賞 岸部一徳 助演女優賞 薬師丸ひろ子
「パッチギ!」5冠獲得を喜ぶ井筒監督に主演の沢尻エリカ、塩谷瞬(ふたりはともに最優秀新人賞に輝く)から大きな花束のプレゼント。ヨコハマでの受賞をことの他喜ぶ田中、岸部、薬師丸ら輝く受賞者の笑顔。他ではありえない豪華3本立に客席からは大きな拍手が…。特に「運命じゃない人」内田けんじに大絶賛の声があがる。
2007 2月4日
第28回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
A「フラガール」E「ヨコハマメリー」@「ゆれる」
監督賞・脚本賞 西川美和 主演男優賞 香川照之 主演女優賞 蒼井優 助演男優賞 笹野高史 助演女優賞 吹石一恵 中村優子
「ゆれる」で主要4冠を獲得した西川美和監督に客席から「きれいーっ」と驚きの声。助演男優賞の笹野高史、表彰式でもレセプションでもお客様を楽しませることにパワー全開!それもそのはず、奥様と子どもたち4人全員がお祝いに駆けつけ、楽屋裏は一日笹野ファミリーデー。結婚一周年を告白する中村優子、「今後も精進してまいります」の吹石一恵と助演女優もノリノリ!
2008 2月3日
第29回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
C「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」B「しゃべれども しゃべれども」@「それでもボクはやってない」
監督賞 周防正行 脚本賞 奥寺佐渡子 主演男優賞 加瀬亮 主演女優賞 佐藤江梨子 助演男優賞 永瀬正敏 助演女優賞 永作博美 特別大賞 藤村志保
「地元ヨコハマでの受賞は本当にうれしい!」加瀬亮の万感。「ここまで導いてくれた相米監督にもお礼をいいたい」永瀬正敏の男気。だが何といっても驚きは、藤村志保のスピーチであった。気品ある美しさと大女優のオーラで「会場内の時間が一瞬止まった(司会クロちゃん)」観客からの拍手鳴りやまず!新人賞新垣結衣へのどよめきをも超えた、ヨコハマ映画祭の歴史に残る名スピーチ。大雪の中をでかけてくださった満場の映画ファンも大満足。
2009 2月1日
第30回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
E「接吻」I「休暇」@「おくりびと」
監督賞 滝田洋二郎 脚本賞 万田邦敏 万田珠実 主演男優賞 小林薫 主演女優賞 小池栄子 助演男優賞 西島秀俊 助演女優賞 余貴美子 広末涼子
ハリウッドでのアカデミー外国語映画賞を受賞する前の「おくりびと」スタッフ・キャストの面々勢揃いの図は圧巻!「同志であり兄弟であった脚本家の高木功と編集マンの富田功。志なかばであの世へ行ってしまったふたりにこの賞を捧げます」監督賞の滝田洋二郎が映画ファンを泣かす。新作映画の韓国ロケから駆けつけた西島秀俊、日本映画界の名花余貴美子と広末涼子、バラドル、グラドルからドル箱女優にかけのぼった小池栄子、誰もが口を揃えて、ヨコハマでの受賞を何よりの励みとしたい、とのスピーチもまた泣ける。
2010 2月7日
第31回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
C「のんちゃんのり弁」E「風が強く吹いている」@「ディア・ドクター」
監督賞 緒方明 脚本賞 西川美和 主演男優賞 堺雅人 主演女優賞 小西真奈美 助演男優賞 岡田義徳 松重豊 助演女優賞 安藤さくら 特別大賞 八千草薫
ひと言ひと言をかみしめるような堺雅人のスピーチ「撮影現場で『ボクの今の演技は映画ファンの皆さまにどう伝わるのか』そういう視点を与えてくださる授賞だと思います。思っていたよりもずっと大きな賞をいただき、背すじがシャンと伸びました。」に万雷の拍手。作品賞を連続受賞の西川美和監督の喜びは育ての親である故・安田匡裕プロデューサーにも届いたことだろう。
2011 2月6日
第32回ヨコハマ映画祭
【上映作品】
C「川の底からこんにちは」D「今度は愛妻家」@「十三人の刺客」
監督賞 三池崇史 脚本賞 天願大介 主演男優賞 豊川悦司 主演女優賞 満島ひかり 助演男優賞 石橋蓮司 助演女優賞 夏川結衣 特別大賞 松方弘樹
日本映画界の大立者松方弘樹のスピーチ…「32回の歴史を誇る映画祭で初めて賞をいただきました」に呼応するかの大拍手。やっと、ようやく受賞の印象は三池崇史監督にも。作品賞「十三人の刺客」を代表して喜びを表すおふたりには最良の一日。「映画ファンが作っている映画祭はほかにあるように思えて実はほとんどない…ヨコハマだけです。だから今日の受賞は格別嬉しい」豊川悦司の励ましに今後どう応えようか!うれしい、本当にうれしい。
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LAST UPDATE 2011/02/13