第30回ヨコハマ映画祭

 上映作品紹介

ハマの冬の風物詩、ヨコハマ映画祭の季節が参りました。
ヨコハマ映画祭も遂に30年目。ここまで続けられたのも、皆様のご支援の賜物です。
2008年の日本映画は秀作・傑作・快作のオンパレードで、豊年満作。その成果と共に、30年目のヨコハマ映画祭は熱く盛り上がります。
映画祭のクライマックスは、2008年に最高に輝いた映画人がズラリと揃う個人賞表彰式。
映画上映は、作品賞など4冠の「おくりびと」(滝田洋二郎監督)に加え、主演女優賞など2冠の「接吻」(万田邦敏監督)、主演・助演男優賞受賞の「休暇」(門井肇監督)の3秀作。
絶対の自信を持ってすべての映画ファンにお贈りします。
2月1日は映画ファンのための「映画の日」、横浜・関内ホールへ集合!

接 吻     休 暇     おくりびと
接 吻」(108分)
俊才・万田邦敏監督が遂にヨコハマ初見参! 万田監督にとって長編劇映画3作目となる本作は、小池栄子、豊川悦司、仲村トオルによる競演が話題を呼び、衝撃のサスペンス・ドラマとして08年の映画シーンを大きく揺るがせた。本来なら出会うはずもなかった男女三人の“異形の愛”を、内面の激情を抑えた演技で一瞬の弛みもなく描きつくす。このオリジナル脚本に見る完璧なパフォーマンスは、世界水準を突き抜けている。この映画的な昂奮は当分鎮まりそうもない。 (ベストテン6位 脚本賞、主演女優賞)

監督=万田邦敏 脚本=万田珠実 万田邦敏 撮影=渡部眞

出演=小池栄子、豊川悦司、仲村トオル、篠田三郎
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休 暇」(115分
今回の主演男優賞、助演男優賞受賞はダテではない。死刑制度へのアプローチという重いテーマを内包しながらもそれが上滑りせず、映画的魅力を満載した秀作となったのは、小林薫、西島秀俊の受賞コンビに加え、大杉漣、菅田俊、大塚寧々など多彩なクセ者俳優陣の渾身の力業と、それを見事に操り自在に使いこなした門井肇という若き才腕の演出力によるところ大だ。この出色の人間ドラマ、裁判員制度が始まろうとしている今こそ必見!と言い切ろう。 (ベストテン10位 主演男優賞、助演男優賞)

監督=門井肇 原作=吉村昭 脚本=佐向大 撮影=沖村志宏

出演=小林薫、西島秀俊、大塚寧々、柏原収史、菅田俊、大杉漣
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おくりびと」(130分)
2008年という年の日本映画は秀作・傑作揃いで、映画ファンは嬉しい悲鳴の連続だったが、そんな中でも「おくりびと」の素晴らしさは群を抜いた。納棺師というあまり知られていない職業にスポットを当て、“死”を見据えることで“生”の貴重な意味合いを鮮やかに炙り出し、人間の生命の尊厳を浮かび上がらせる。精緻な脚本、抑制の効いた演出、適切で美しいキャメラワーク、俳優陣の鮮やかな演技と所作……どれを取っても超一級の出来栄えだ。 (作品賞、監督賞、助演女優賞、計4冠受賞)

監督=滝田洋二郎 脚本=小山薫堂 撮影=浜田毅 音楽=久石譲

出演=本木雅弘、広末涼子、余貴美子、吉行和子、笹野高史、山崎努
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LAST UPDATE 2008/12/12