お待たせしました!ハマの冬の風物詩、日本映画の祭典、23回目となるヨコハマ映画祭です。 今回も、ヨコハマは熱く熱く燃え上がります。 もちろん祭りのメインイベントは、2001年に最高に輝いた映画人たちが勢揃いする個人賞表彰式。 行定勲監督作品「GO」が、ヨコハマ映画祭始まって以来の7冠達成の快挙が最大の話題です。 今回も思わぬゲストの登場で、映画ファンの胸を熱くさせること間違いなし。 そしてお楽しみ映画上映は、グランプリに輝く「GO]をはじめ。、第2位の矢口史靖監督作品「ウォーターボーイズ」、新人監督賞・最優秀新人賞に輝く「ココニイルコト」の調合か3本立て。 2月3日は、映画ファンのための「映画の日」。みんな!横浜・関内ホールへ大集合! |
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▲あの日、忘れた、想い出。 ▲ココニイルコト ▲ウォーターボーイズ ▲GO |
「あの日、忘れた、想い出。」(16mm、15分) | |
まったく新しい才能を紹介しよう。人生に疲れきった男と精霊の物語。 女性監督らしい繊細なタッチで、生きることの断面をつづった佳品をご覧いただこう。 |
山崎達璽プロデュース 【監督】丸谷ちひろ、舞台挨拶あり |
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「ココニイルコト」(115分) | |
昨年ヨコハマ映画祭第3位に輝き高い評価を得た「はつ恋」(篠原哲雄監督)の脚本家、長澤雅彦の初監督作品。映画初主演の真中瞳が人生の壁にぶつかったヒロインを好演する。 不倫が原因で大阪支社へ飛ばされたOLが、そこで、出逢った"大阪君(堺雅人)”との交流などを通じて自分の殻を破っていく。人間が生きる意味を見詰めて、長澤雅彦の目はあたたかくやさしい。 こんなあたたかさ、やさしさを表現できるのは、よほど映画監督としての強靭な魂に支えられているに違いない。寒い冬に心温めてくれる清清しい佳品を送ろう。若い女性だけでなく、今を生きるすべての人に見せたい。 |
(新人監督賞・最優秀新人賞受賞) 【監督】長澤雅彦 【脚本】長澤雅彦、三澤慶子 【配給】日本ヘラルド映画 【原案】最相葉月 【出演】 真中瞳、堺雅人、小市慢太郎、笑福亭鶴瓶 |
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「ウォーターボーイズ」(91分) | |
おもしろい。おバカさんだが愛らしい5人の高校生が、文化祭でシンクロナイズドスイミングを演じるまでのドタバタを警戒に描く。 元気印コメディの旗手矢口史靖の漫画風の仕掛けの数々、哀しいほどおかしいギャグの連打に笑い転げているうちに、映画史上に残る代興奮のラストシーンがやって来る。涙ぐましい男たちの純情を誰にも止められない。 妻夫木聡をはじめ体当たり演技の若者たちが素晴らしく、竹中直人、柄本明の怪演ぶりが楽しい。 水中を泳ぎ空中を飛ぶカメラ(永田勇一)に驚嘆し、監督・矢口史靖の喜劇の王道を突き進む潔さにヨコハマは大拍手を送る! |
(ベスト10 第2位) 【監督・脚本】矢口史靖 【撮影監督】長田勇一 【配給】東宝 【出演】 妻夫木聡、玉木宏、平山綾、竹中直人、谷啓、杉本哲太、柄本明 |
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「GO」(123分) | |
「GO」を見ると魂がはじける。はじけた魂は「GO」に乗せられたまま日本を飛びお声、38度線をも飛び越え、やすやすと世界へ飛翔する。 そしてこの魂の降り立つ先はやはり日本の今という現実にだ。ボーダーにとらわれない生き様が人間であること愛することの本質が、われわれの立つこの地べたに垂直に突き刺さる。 そうしたテーマを決して重くはせず、フットワーク良くエンタテイメントに仕立てた原作・脚本・演出の冴え。「恋」(窪塚洋介 VS 柴咲コウ)、「友情」(窪塚 VS 細山田隆人)、「親子の絆」(窪塚 VS 山崎努)を生き切った役者たちの火花散る競演。 「GO」はこの世界を変え、世界へと飛び立った。 |
(作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞・最優秀新人賞受賞 【監督】行定勲 【原作】金城一紀 【脚本】宮藤官九郎 【撮影】柳島克己 【製作】「GO」製作委員会、東映、STARMAX、テレビ東京、東映ビデオ、TOKYO FM 【出演】 窪塚洋介、柴咲コウ、細山田隆人、山本太郎、大竹しのぶ、山崎努 |
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